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STORY

0096/sect5 「重力の井戸の底で」(2)

ストーリー挿絵

ロニに連れられたバナージたちがダカールへと向かう頃、南米のローナンのもとにかつての《ホワイトベース》艦長であり、現在のロンド・ベル隊の司令、ブライト・ノアが呼び出されていた。目的は『箱』の確保。同じくロンド・ベルに所属する《ネェル・アーガマ》の安否を質に取られ、否応なく事態へと巻き込まれてゆくブライト。そのブライトに、ローナンはお目付役としてリディをあてがう。

ジンネマンと共に連邦首都・ダカールに足を踏み入れたバナージ。高層ビルが立ち並ぶ砂漠の摩天楼の中、バナージはネオ・ジオンの支援者であるマハディ・ガーベイと面会する。ドバイの末裔を自称し、民族の怨念をもってダカールに対し攻撃を仕掛けるというガーベイ。だが、そんなガーベイに対しバナージは危うさを感じるのだった。

息子であるアッバスとワリード、そして娘のロニとともに水陸両用MA《シャンブロ》に乗り込むマハディ。リディが合流し、『箱』を目指すブライトの乗艦《ラー・カイラム》。そしてバナージと《ユニコーン》。『箱』を巡る者たちの思惑が、ダカールに集まりつつあった――


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